真性団塊ジュニア
三浦展は、「両親ともに団塊世代か、お母さんはもっと若いという子供が、出生総数に占める割合が高い世代こそが、真の団塊ジュニア世代だ」として、1973年から1979年までに生まれた世代を「真性団塊ジュニア」と呼び、1970年から1974年までに生まれた世代を「仮性団塊ジュニア」「偽団塊ジュニア」と呼んでいる。1970年代後半は、団塊世代を父に持つ子供が多く生まれた時期である。ただし、「仮性団塊ジュニア」という語は一般的ではなく、通常「団塊ジュニア」というと第二次ベビーブームに当たる1970年代前半に生まれた世代を指す例が多い。特に、各政府機関から発行される白書類では、通常は1970年代前半生まれを指している。この言葉はマーケティング世界でのみ使用されており、白書等では使用されていないので社会福祉士試験などでも当然使用されない。学生はこの点を特に留意していただきたい。
団塊ジュニア世代は人口が多く、子供の頃より、受験戦争と呼ばれるほどの入学試験などの競争を強いられ、特に大学入試に至っては「入りたい大学より入れる大学」、「現役は偶然、一浪は当然、二浪は平然」「二浪で駄目なら専門学校」「国易私難」という言葉が飛び交った。
団塊ジュニアが生まれた時期は、国内では連合赤軍事件や石油危機、国外ではニクソンショックやチリクーデターが起きた時期であり、高度経済成長が終わろうとしている時期に生まれた。
団塊ジュニアが小学校に入った時期は、戦後1世代(30年)を過ぎて「安定成長」と呼ばれた時期であり、省エネムードの中で小学校時代を過ごした。小学生終盤から高校時代にかけてはバブル景気の最中であり、兄姉世代であるバブル世代や、弟妹世代である真性団塊ジュニアと共に、1980年代の若者文化の中で育った。
成人する頃には、総量規制によるバブル崩壊と、ソ連崩壊による社会主義の没落に遭遇した。この為、大学卒と専門学校や短大の卒業者の一部は、就職氷河期に遭遇し、「貧乏くじ世代」「不運の世代」とも呼ばれている。一方で、専門学校や短大の卒業者の一部と高卒者は、バブル景気の恩恵を受けた。
就職活動に失敗し、フリーターや派遣労働者といった不安定労働者(プレカリアート)にならざるを得なかった者も多いが、1993年まではまだ雇用吸収力はそれなりに高かった。又、1996年のウインドウズブームとPCブームが一時的な景気回復に繋がったため、雇用吸収能力も次第に回復していった。1997年までは緩やかな景気回復期にあり、不況が12年以上も続くとは予想されていなかったので、団塊ジュニアは大卒も含めてどうにか就職できた人も多かった。しかし、大卒でもどうにか正社員になれたとはいえ、待遇や労働条件の劣悪な中小零細企業(いわゆるブラック企業)にしか就職できなかった人も多く、待遇や労働条件の悪さについていけずに転職を繰り返すうち、非正規雇用に追いやられた人も多い。また、旧帝国大学や有名私立大学を卒業した人でさえ、無名の中小企業にしか就職できなかった人も既に少なくなかった。超就職氷河期とも言われる本格的な就職氷河期は、1997年のアジア通貨危機以後、即ち真性団塊ジュニア以後の世代に該当する。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
大変な時代を生きた人たちなんですね。すごいと思います。
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